緩和ケア施設(ビハーラ病棟・仏教ホスピス)

~「ぬくもり」と「おかげさま」のこころで~

一般財団法人 本願寺ビハーラ医療福祉財団 あそかビハーラ病院

アクセス 〒610-0116 京都市城陽市奈島下ノ畔3-3 TEL0774-54-0120

あそかビハーラの案内
   ~代表理事挨拶~

代表理事挨拶 

 緩和ケアにおいてホスピスという言葉は良く耳にすることはあっても、ビハーラという言葉はまだまだ浸透しておりません。ホスピスのことを仏教界ではビハーラと呼んでいまして、サンスクリッド語Viharaの音訳で、「身心の安らぎ·くつろぎ」「休息の場所」等といった意味があります。仏教の教えとは、生老病死の苦悩を課題とし、身心の安らぎをもたらすものと言われておりますが、これらの苦悩に応えるべく、「ビハーラ活動」と呼ばれる、医療·介護·福祉と連携する動きが仏教界にて生まれました。 このビハーラ活動を実践するべく開設された当院は、設立当初はクリニックでしたが、2014年に28床を有する「あそかビハーラ病院」となり、2015年には国際規格ISO9001の認証を経て、緩和ケア病棟の認可を受けました。それ以来、当院は、日本でも珍しい仏教系の独立型緩和ケア病棟として、患者さんが最期まで安心して自分らしく幸せに生きられるよう、医療従事者のみならず事務職員、僧侶といった多職種の職員が連携し、「ぬくもり」と「おかげさま」の心で寄り添い、やすらぎの医療を実践しております。 

  当院は、もともとは浄土真宗本願寺派が設立したという歴史がありますが、現在は宗教に関係なく、すべての老病死の苦悩を抱えておられる患者さんを広く全国より受け入れております。

  そして、開設以来、当院は、全国の臨床現場で活躍する宗教者や医療従事者の研修施設としても重要な役割を担っております。緩和ケア領域において仏教の関わりは今後さらに求められていきますが、まだまだビハーラ活動に関わる僧侶の数が少ないのが実状です。我々は、医療界におけるビハーラ活動の実践者として、医療従事者に限らず、臨床宗教師の養成育成にも今後ますます力を入れて参ります。

  我々「あそかビハーラ病院」は、日本一の独立型緩和ケア病棟を目指して、今後も地域を始め、全国の患者さんにやすらぎの医療を提供して参ります。これまで以上に皆様からのご支援を賜りますよう、引き続きよろしくお願い申し上げます。

 

        一般財団法人日伸会ビハーラ医療福祉機構 代表理事 後藤 彰大

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